色掛け染めとは、もっともお手軽な染め替え方法で、全体を浸染という染め方法で染めます（柄物の場合、模様も含めた全体）。浸染の場合、ガード加工（防水加工）が施されている着物でも染め替えることができます。派手な色合いの着物の色目を抑えたり、模様の色合いを変える。
全体的なシミ黄変を目立たなくする。場合におすすめです。ただし、※染め替え前の着物の上から全体を染める方法のため、最初より薄い色に変えることはできません。また、染め替え前の着物の色が赤系の場合、染め替えても元の赤が強く出てしまう場合がございます。

色抜き染め

色抜き染めは、今の着物の色を脱色して白生地に近い状態に戻してから染める方法です。色抜き後の生地の白さにより、染める色を選択ください。染め替え後、色無地としてご使用ください。
※白色塗り模様や金銀箔、刺繍等が模様に入っている着物は色無地にすることは出来ませんが、一度、お気軽にご相談ください。
※染め替え前の着物の上から全体を染める方法のため、最初より薄い色に変えることはできません

地色の染め替え

今の着物の地色のみを染め、柄部分はそのまま活かして染める方法です。着物誂えと同じ柄伏せを施し、地色の変更のみが出来ます。色抜きができないため、現状の色より濃い色での染め替えとなります。
※金銀箔、刺繍等が模様に入っている着物は染め替え後加工直しが必要になる場合があります。
※パールトーン加工（防水加工）が施されている着物の染め替えは不可です。