着物を解いて反物にしてから着物全体のしみや汚れを落とすために、水で手洗いします。よくすすぎ洗いした後、のりをつけた反物を、張り板に固着させたり、伸子(しんし)で張ったりして乾かす方法です。全体のうす汚れや水溶性のしみは、この洗い方が一番よく落ち、糊を入れ直すので、紬などは生地に張りが出ます。仕立てあがると新品の着物と変わらないぐらいきれいに出来上がります。
長年の利用で光沢が無くなった着物や、汚れの激しい着物、または「娘様」や「お孫様」がお召しになるので寸法を変えてお仕立て換えする着物などに最適です。
お召しになるにはお仕立てが必要です。