着物に汚れやしみがついた場合にばらさないで着物の形のままでドライクリーニングにより汚れを落とす洗い方です。ドライクリーニングとは水の代わりに、石油から精製された有機溶剤を使って洗う事で、基本的には洋服のクリーニングと同じですが、きもの専用の生洗いは、その工程、溶剤の種類などが全て異なり、絹の特性に合わせた加工処理が行われます。
そのため、型くずれ、色落ちなどの心配がなく、また解く必要がないので仕立て代がかからず、経済的です。着用回数2~4回で、比較的汚れがひどくない場合の加工方法です。汚れの種類や場所によっては、縫い目を少し解くこともありますが、基本的には着物の形のままで作業します。
洗い張りのように、お仕立て代がかかりませんので経済的です。